巡礼用品「特任」物語

巡拝バッグ『特任』の由来

『特任』の由来

お遍路用品『特任』の生みの親である大阪楽心会初代会長である田渕義雄が四国霊場会の定めた初代の特任大先達であったことからこの名前を冠しています。

商品の誕生

遍路にとって納め札は札所巡拝の必携のものですが、昭和35年当時は納め札を携帯するケースは木箱しかなく、遍路にとってかなり不便な状態でした。会社経営をしながら四国遍路に打ち込んでいた大阪楽心会初代会長田渕義雄は、当時はやっていたビニールシートを使って納め札ケースを開発することを思い立ち、ビニール製の納め札箱を完成させました。このビニール製札箱には納め札を書くためのボールペンがお接待でされていました。

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*手前が『納め札箱』、後ろが『巡拝パック』

遍路にとって納め札以外にも線香・ローソク・マッチが必要です。すべてが入ったコンパクトなケースを納め札入れと同様の仕様で製造することを発案、改良を重ね完成したのが『四国霊場巡拝パック』です。昭和40年ごろのことでした。

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